先端技術で野生動物と共生できる社会の実現に貢献します
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2024年10月31日 株式会社野生動物医科学ラボラトリー設立
2025年 1月 6日 事業開始
2025年 1月 14日 ホームページ開設
About Us
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代表者メッセージ
1940年代から2000年代初期までに報告された各種動物の集団で発生した大量死事例を解析したところ、すべての分類群で感染症が大量死の原因となっており、特にウイルスが高い割合を占めていました。最近では、高病原性鳥インフルエンザウイルスが注目されています。このウイルスによって世界各地で野生鳥類の大量死が発生しており、海生哺乳類の大量死も報告されています。
株式会社野生動物医科学ラボラトリーは、野生動物の各種疾病に関する検査や医科学技術の開発を専門とし、国立環境研究所認定ベンチャー企業として設立されました(詳しくは国立環境研究所のホームページをご覧ください)。特に鳥インフルエンザウイルスについては、国立環境研究所で開発した技術を活用し、迅速なウイルスの検出と病原性判定を行うことが可能です。また、重金属や化学物質による中毒など非感染性疾病の検査や、絶滅危惧種の保全活動を支援するための技術開発も行います。これら各種先端技術で野生動物と共生できる社会の実現に貢献します。
代表取締役 大沼 学
【代表者略歴】
国立研究開発法人国立環境研究所・生物多様性領域・生物多様性資源保全研究推進室室長。1993年3月酪農学園大学酪農学部獣医学科卒業(獣医師)。斜里町役場、青年海外協力隊(マレーシア)を経て、2003年3月北海道大学大学院獣医学研究科修了(博士(獣医学))。大学院終了後に京都大学霊長類研究所を経て、2004年4月より国立環境研究所に勤務。国内および東南アジア地域で絶滅危惧種の遺伝学的研究、繁殖学的研究、遺伝資源保存を実施してきた。また,野鳥の鳥インフルエンザウイルスの保有状況調査やイノシシを対象とする豚熱の調査を担当してきた。2024年10月株式会社野生動物医科学ラボラトリー設立。
Company profile
㈱野生動物医科学ラボラトリーは
国立環境研究所認定ベンチャー企業です
会社名 株式会社野生動物医科学ラボラトリー
本 社 〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2 国立環境研究所内
URL https://www.labwms.vet
代表者 代表取締役 大沼 学
設 立 2024年10月
主な事業内容:
・鳥インフルエンザウイルス等、野生動物及び飼育動物の感染性疾病に関する検査
・重金属や化学物質による中毒等、野生動物及び飼育動物の非感染性疾病に関する検査
・法獣医学に関連する検査(種判別、捕食者判別、化学物質等の検出)
・絶滅危惧種の生息域内保全及び生息域外保全に関する支援活動