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高病原性鳥インフルエンザウイルス
高病原性鳥インフルエンザウイルス
下の図は、高病原性鳥インフルエンザウイルスがどのような動物に感染するかをまとめたものです。
現在、世界中に広がっている高病原性鳥インフルエンザウイルスは、1996年に中国で初めて確認されました。その後、このウイルスは人を含む様々な動物に感染しながら変異を重ね、渡り鳥によって世界中に広がりました。その結果、ニワトリだけでなく、様々な野生動物で大量死を引き起こしています。最近では、ネコが感染したことや、ウシから人への感染例が報告されており、次のパンデミックウイルスの候補として大きな注目を集めています。
しかし、このような深刻な状況にもかかわらず、ウイルス検査の体制は十分とは言えません。ニワトリや野鳥に関する検査体制は整備されていますが、野生の哺乳類、ペットショップや一般に飼育されている鳥類などを対象とする検査体制は十分に整備されていません。
これまでの野鳥に関する検査体制を強化しつつ、これらの欠落を補うことは、動物における感染拡大を制御し、人への感染リスクを低減する上で欠かせません。
社会の要請
これまでの検査体制の強化
検査時間の短縮、検査の高感度化で動物における感染拡大を制御するための対策が迅速にとれる
検査対象となっていない動物種への対応
飼育動物(ペット、動物園動物)に対する検査体制を整える必要がある
人への感染リスクが高まる中で次のパンデミック対策
適切な対策を講じるためリアルタイムに動物の感染拡大状況を把握する必要がある
会社の強み
1.病原性判定までの時間を短縮:遺伝子配列を基に3日でウイルスの病原性を確定可能。現在、蛍光色素により最短で1日で病原性を確定できる方法を開発中。
2.ウイルスの変異を常に確認し、ウイルスの変異に対して迅速に対応可能。
鳥インフルエンザウイルスの病原性評価の迅速化
遺伝子の配列情報から病原性を判定
高病原性ウイルスに特徴的な配列を蛍光色素で検出
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